トランプ大統領のツイッターを読み解く

『ミニワールド』から『ネーションステート』へ


1.2017年1月10日に、『ナンシー&ロナルドレーガンに挨拶した時の写真』がツィッターに掲出されました。An old picture with Nancy and Ronald Reagan. をクリックして下さい。
 レーガン大統領就任は1981年でしたから、1946年生まれのトランプ大統領30台後半の写真です。写真に『To Donald Trump  With Best Wishes,  ナンシー&ロナルド レーガン』とサインされています。

2.大切にアルバムに張り付けられていたと思われる若き日のトランプ大統領の『志』が写っているようなこの写真を、大統領就任式の10日前に、ツイッターに張り付けたトランプ大統領の こころ は何であったのか。

私の読み解きは・・・・・


レーガン大統領! あなたは私が尊敬している偉大な大統領の1人です。

あなたは、世界政治において、武力に頼ることなく、世界制覇をもくろんだソ連共産主義を内部崩壊させ、ロシアに先祖返りさせました。私は、8年の間に、共産主義の看板を掲げている中国共産党政権を先祖返りさせます!

あなたは、世界経済において、レーガノミクスを発動し、減税とサプライサイドエコノミクスによってアメリカ経済を再生させました。私は、マンメイドマネーで石油が買える基軸通貨ドルの力をアメリカ経済の再生に生かすべく、MITが1989年に発表した『MADE IN AMERICA』に学んで、MAKE AMERICA GREAT AGAIN!の選挙公約を実現します!

3.Congratulations to all of the ”DEPLORABLES” and the millions of people who gave us a MASSIVE (304-227) Electoral College landslide victory!

(偽ニュースメディアを含めて)私の当選を『心底遺憾に思った人たち』および私に投票し『304対227の地滑り的大勝利をもたらした人たち』を合わせ、すべてのアメリカのみなさんにコングラチュレーション!
11月8日、大統領選挙から1年、アジア歴訪の途上に中国に滞在していたトランプ大統領が投稿したツイッターです。この1年の実績に対する自信が込められています。
 
4.アメリカの『内政志向』が懸念されていますが、共産主義ソ連崩壊後に急速に進行したグローバリゼーションをポリティカル コレクトネス (政治的正義)とする時代の流れの中で『ミニワールド志向を強めたアメリカがネーションステートのアメリカへ回帰し、アメリカ経済(=ドル)が強さを回復する過程に入った』と考え、何も心配していません。否、1国の通貨に過ぎないドルが世界経済全体の成長通貨の役割を果たそうという重すぎる役割を果たそうとすれっば、ドルは『人類の歴史はぺーパーマネーをことごとく紙屑にして来たという呪縛』から逃れ得ないが故に、ドルが最強の1国通貨に戻ることは歓迎すべきであると考えています。
 
   私は、ハドソン研究所のハーマンカーンから教わった『注意深い楽観論』(“cautious optimism”)に従って、トランプ共和党政権によって『行き過ぎたグローバリゼーションが正常化する過程に入った』と達観しています。
 
   パリ協定から脱退し、アメリカのエネルギー資源の開発が採算に乗るようにした結果、アメリカの石油パイプライン関連産業が元気を取り戻しました。地球温暖化にとってはマイナスですが、LED電球の全面的普及や化石燃料エンジン車の生産中止さえ視野に入りはじめた科学技術が出現して来ると考える楽観論の立場です。
 ハーマンカーンの次の一言が思い出されます。『地球温暖化を心配する本人は、真冬に、暖房が効いた部屋でショートパンツとランニング姿で生活している。暖房効果が高い下着1枚を重ね着しないで・・・』 この一言は『educated incapability』(学歴の高い人ほど現実問題に対する能力が低い)という時の流れを嘆いた時に発せられたものでした。
 12月29日のアメリカ東部が大晦日に史上最高の寒波に襲われると述べたツイッターで『重ね着をしよう!』と呼びかけたトランプ大統領に『ビジネス出身の生活の知恵に裏づけられた健全な常識』を私は読み取っているのですが、如何でしょうか。
 
5.トランプ政権は『アメリカの人と企業のやる気を起こさせるだけで5.4兆ドル(日本の国家予算の5年分)もの株式時価総額の増加』を実現しています。これは私のスペキュレーション(確固たる事実に基づかない意見)ですが、ビジネス出身のトランプ大統領は、ハリウッド出身のレーガン大統領と同様、2期8年の任期を全うすると思っています。